地域と議会を
つなぐ

少子高齢化が到来し、多様化・増大する住民ニーズの一方、地方自治体は予算・人員ともに、頭打ち・減少の状態が続き、運営に大きな課題を抱えています。限りある人的リソースや財源を最大限活用して、透明性、信頼性の高い効果的な政策を行う必要性が高まっています。

当室では、地方創生の実現に重要な役割を担う地方議員の皆様を対象とし、議会活動向上の一助となるべく勉強会・交流会を開催致します。行政とは異なる強みを持つ地域の大学・企業との連携を保ちつつ、地方議会と議員の更なる革新と地方自治の発展を図ってまいります。

大学と地方政治の
連携基盤構築を目指す研究会

EBPMを活用。産官学金体制で「次世代スマートリージョン」を実現!

行政機関の仕事のあるべき姿に立ち返るための仕組みとして、今期待されているのが「EBPM」です。行政機関においては、民意によって選ばれた議員の声やさまざまなアンケートの結果、有識者の意見を参考にしながら、何らかの根拠に基づいて政策を立案・実行していました。エビデンスとなるデータを集めようにも、予算や資源、人材の面で限界がありました。しかし近年、ビックデータや人口知能AIの活用により膨大なデータから一見見えにくい傾向の抽出が可能になりました。さらに、SNSやネット上の膨大な情報やIOTを活用し、実社会の克明な動きを把握することも可能となりました。EBPMは、ICTが急激に進化したからこそ、実践できるようになった考え方だといえます。

このEBPMの基盤となる様々なデータや最新技術に関して、大学教員と情報交換を行い、地域の産官学金連携体制の構築や、未来につながる社会実験を、地方議員による政治主導で推進し、制度化・政策化を実現していくため、本研究会を企画・開催します。

地方議員のための勉強会

第1回 2021(令和3)年11月30日(火)目指すべき「次世代スマートリージョンとは?」

本研究会の大学側代表・佐無田先生による研究会全体の狙いの説明の他、持続可能な地域経済・財政を検討するため、地域経済・社会・財政を数字で見て、県内・北陸の事例を示しながら、比較検討を行います。

第1部 10:00~12:00「EBPMの活用」

本研究会の大学側代表による、全体のガイダンス。
EBPM(Ebidence-based Policy Making エビデンスに基づく政策立案)を活用した「次世代スマートリージョン」の実現により、地域社会の課題解決実現を目指す狙い。

講 師:佐無田 光(さむた ひかる)金沢大学人間社会研究域教授 先端観光科学研究センター長
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 405研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2部 13:00~15:00「自治体の財政分析」

財政は自治体の活動の基本。自治体が独自に行う財政データの公表のあり方、住民に対する公開の在り方について、さらには研究者向けのデータ提供によって可能になる事とは何かを語る。

講 師:武田 公子(たけだ きみこ)金沢大学経済学経営学系教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 405研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2回 2021(令和3)年12月6日(月)少子高齢時代の「スマート地域包括ケアとは?」 

数字で見る看取り難民の実際と将来、認知症・軽度認知障害の罹患者の実際について、羽咋市(+能登・石川全体)、中島町での実例を中心に紹介します。
高齢者医療・終末期包括ケアに関する理解促進と打開策の検討を行います。

第1部 10:00~12:00「羽咋市の終末医療や看取り」

羽咋市では、住民の多くが自宅での看取り希望をしている。しかし年間死亡者数がピークを迎えつつも自宅での看取り件数の増加はない。羽咋市の専門職を対象に進めている調査結果から、質の高い終末医療の体制作りの必要性を語る。

講 師:板谷 智也(いたたに ともや) 金沢大学医薬保健研究域保健学系 助教
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 405研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2部 13:00~15:00「認知症の最先端研究による課題提供」

石川県七尾市中島町での研究「なかじまプロジェクト」をベースにMCI(軽度認知障害)・認知症の罹患率や、そこから生じる地域の課題について語る。

講 師:篠原 もえ子(しのはら もえこ)金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 特任准教授・博士(医学)
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 405研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第3回 2021(令和3)年12月20日(月)EBPMの基盤となる「地域まるごとモデリング」

数AI&データサイエンスによるレジリエントな都市システムをテーマに、KDB(国民健康保険データベース)等、医療ビッグデータ等の行政データ、調査研究・アンケート等に基づく大学の研究データ、モバイル空間統計等民間データのクロス活用の最前線の可能性について検討します。県内の自治体(羽咋市等)や、企業との共同研究の事例もご紹介します。

第1部 10:00~12:00「統計学を駆使した産業・観光・人口の見える化」

様々なイベントの経済波及効果の算定の実際、人口状態の実際の把握、地域の銀行、郵便局など、生活に必要な施設の維持撤退について語る。

講 師:寒河江 雅彦(さがえ まさひこ)金沢大学人間社会研究域 経済学経営学系 教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 405研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2部 13:00~15:00「AIやICTを駆使した新しい技術・課題解決の手法」

地域のデータを活用した新しい防災計画の立案や、観光の際の人の動きの把握や予測、AIを用いたインフラメンテナンスの最新手法について語る。

講 師:藤生 慎(ふじう まこと)金沢大学融合研究域 融合科学系 准教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 405研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第4回 2022(令和4)年5月18日(水)自然環境と都市環境

地方の人口減少を簡単に止めることはできません。その中で、いかにすれば、荒れ放題の地域を少しでも保全できるのか、どのような仕組み、アイデアが考えられ、これらを阻む課題は何なのか。自然環境の保全及び都市環境の形成について実例からお話いただきます。

第1部 10:00~12:00「計画とモデル」

まちづくりなど公共政策・公共事業における計画やその立案プロセスの意義、それに必要とされる要件などを考えた上で、数値として予測するモデルや分析の必要性・重要性について考える。そして、金沢のまちづくりについて話題提供を行う。

講 師:中山 晶一朗(なかやま しょういちろう)金沢大学 融合研究域融合科学系 教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 406研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2部 13:00~15:00「自然環境の保全と持続可能社会の構築」

能登半島の管理放棄森林や、農耕地放棄地、圃場整備などの過去から現在までの変遷や、それに伴う流域の環境や水質の変化、結果としての沿岸の水草や魚、漁業に及ぼす影響について、本研究会のテーマとなっているEBPMに沿って、お話いたします。

講 師:長尾 誠也(ながお せいや)金沢大学環日本海域環境研究センター長・教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 406研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第5回 2022(令和4)年5月25日(水)ウェルビーイングを目指す「次世代医療」

少子高齢化の進行により、医療需要は拡大し、医療人材の不足が進行しています。医療現場の質の確保や生産性向上、働き方改革にもつながるよう、スマート医療の実現に向けて産官学が研究開発や実証に取り組んでいます。データやICT等の技術革新の積極的な導入、費用対効果の高い形での活用を事例とあわせて紹介します。

第1部 10:00~12:00「発達障害と学校」

発達障害の子ども達には、一人ひとりの個性に合わせた指導や支援が重要な役割を果たします。その子ども達が、本来の力を発揮できる街の実現を目指している、加賀市での事例を基に、最近試験的に開始した、乳幼児の睡眠サポートシステムについて紹介します。

講 師:菊知 充(きくち みつる)金沢大学 医薬保健研究域 医学系 精神行動科学 教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 406研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2部 13:00~15:00「医療・健康分野のデジタルトランスフォーメーション(Dx)」

少子高齢化にともなう人口減少が日本の医療現場を切迫しています。この問題の解決に期待される、最近の医療・健康分野のデジタルトランスフォーメション(Dx) について紹介します。そのテクノロジーを用いた、「誰もが?痩せれる方法」を実際の症例などを用いて、解説します。

講 師:米田 隆(よねだ たかし)金沢大学 融合研究域 融合科学系 教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 4階 406研修室 TEL.076-221-7771
対 象:県会議員・市町村議員30~50名程度
参加費:15,000円(1部・1講座あたり/税込)

最終回 2022(令和4)年9月29日(木)「次世代スマートリージョンに向けての展望」グループワーク

各回に登壇してきた金沢大学教員を交え、地域の産官学金連携体制の構築や、未来につながる社会実験を地方議員による政治主導で推進し、制度化・政策化を実現していくため、参加者の皆様と「スマートリージョン」に向けて、どのような課題から取り組めば良いか、どのようなアイデアがあるか等々、グループワークをして今後の展望をまとめます。

第1部 10:00~12:00「地域人材エコシステム」の重要性

「次世代スマートリージョン」を実現するためには、その担い手たる人材の育成及び活用が鍵となります。人材の集積と、それを活かせる地域のネットワーク、すなわち「地域人材エコシステム」こそが、知識社会において最も重要なインフラの1つです。人材政策は、今後の地域政策の柱の1つになってくるでしょう。ところが、現状では、優秀な人材ほど大都市圏に進学・就職してしまい、地方圏には専門人材の活躍できるポストが限られていて、人材を有効に活用できていません。どうしたら有効な人材育成や活用のための地域的な仕組みができるでしょうか。みなさんと一緒に考えたいと思います。

講 師:佐無田 光(さむた ひかる)金沢大学 融合研究域融合科学系 教授
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 103研修室 TEL.076-221-7771
対 象:社会インフラをはじめ、経済、法学、政治学などに携わる企業の方々
参加費:10,000円(1部・1講座あたり/税込)

第2部 13:00~15:00「次世代スマートリージョン」に向けて

行政機関の仕事のあるべき姿に立ち返るための仕組みとして、今期待されているのが「EBPM」ですが、これまでは、エビデンスとなるデータを集めようにも、予算や資源、人材の面で限界があり、根拠を示す事にも限界がありました。しかし近年、ICTが急激に進化した結果、SNSやネット上の膨大な情報やIOTを活用し、さらに、ビックデータや人工知能AIを用いることで、膨大なデータから一見見えにくい傾向の抽出が可能となり、実社会の克明な動きを把握することも可能となってきました。このEBPMの基盤となる様々なデータや最新技術に関して、これまで様々なテーマから大学教員と情報交換を行ってきました。最終回では、今年度の研究会のテーマである「次世代スマートリージョン」について、その現状・展望について再度全体を整理して、グループワークを通して今後の展望をまとめます。

講 師:寒河江 雅彦(さがえまさひこ)金沢大学 人間社会研究域経済学経営学系 教授
    藤生 慎(ふじうまこと)金沢大学 融合研究域融合科学系 教授
    原田 魁成(はらだかいせい)金沢大学 融合研究域融合科学系 特任助教
    森崎 裕磨(もりさきゆうま)金沢大学 融合研究域融合科学系 特任助教
会 場:金沢勤労者プラザ 石川県金沢市北安江3-2-20 103研修室 TEL.076-221-7771
対 象:社会インフラをはじめ、経済、法学、政治学などに携わる企業の方々
参加費:10,000円(1部・1講座あたり/税込)

主催

地方創生研究室事務局

〒921-8145 石川県金沢市額谷1丁目40番地2 株式会社サンアール内
Tel:076-298-4600